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17日、仏メディアRFI中國語版は中國外交部が安倍晉三首相の戦後70年談話に満足しなかった點に言及し、「中國が歴史問題で日本に毎年のように謝罪を迫るのは根拠のないことだ」とする記事を掲載した。寫真は中國人民抗日戦爭記念館。
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2015年8月17日、仏國際ラジオ放送ラジオ?フランス?アンテルナショナル(RFI)中國語版は中國外交部が安倍晉三首相の戦後70年談話に満足しなかった點に言及し、「中國が歴史問題で日本に毎年のように謝罪を迫るのは根拠のないことだ」とする記事を掲載した。
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同記事は中國の作家らの文章を引用し、中國の寛大さに感謝を示した安倍談話を「中國への尊重」と評価。過去の戦爭を反省し、永遠の不戦を誓った日本に比べ、日本による侵略、植民地化をくどくどと訴える中韓はあまりにも遅れていると指摘する。さらに、田中角栄元首相が初めて毛沢東國家主席(當時)に會った際、頭を下げたことに觸れ、「日本が中國に謝罪していないなどということはない」「反省や謝罪だけでなく、罪を償うための賠償もしている」と巨額の対中支援や対中投資を例に挙げた。
さらに、「平和主義を掲げる日本が軍事拡張路線を進む中國に服従するはずがなく、民主主義の日本が権威主義の中國に屈することはない。國際主義の日本が民族主義の中國の配下となることもない」と述べ、現実的な中國人は日本人とむやみに張り合おうとすべきではないと指摘した。
このほか、「人類にとって戦爭は日常茶飯事で、侵略者と被侵略者の違いは、どちらが勝ったかで判斷される」「領土割譲や賠償、戦勝國による一定期間の占領、戦爭裁判などが終われば、敗戦國の謝罪や清算も終わりを告げられる」との意見を紹介し、償いを終えた敗戦國にいつまでも戦爭問題を訴え続けることに疑問を呈した。
その上で、日本の首相が替わるたびに中國が謝罪を求めている點を挙げ、同じ敗戦國であるドイツやイタリアでは見られない事態(tài)だと指摘。また、「日本人と中國人では謝罪の捉え方が違う」と説明し、「中國人にとっての謝罪は負けや失敗を意味するがゆえに中國人は謝罪問題に対して強い姿勢に出る」との見方を紹介した。そして最後に「安倍談話に盛り込まれた“謝罪”というキーワードは、表面上は中國の勝ちのように思われがちだが、國際世論を考えれば本當の勝者は安倍首相だ」とまとめた。(翻訳?編集/野谷)
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