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11日、英紙フィナンシャル?タイムズは中國が地域のリーダーになる日ははるか先だと伝えた。寫真は中國地図。
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2015年8月11日、英紙フィナンシャル?タイムズは「中國が地域のリーダーになる日ははるか先である」とする記事を掲載した。環(huán)球網(wǎng)が伝えた。
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西側諸國の衰退はアジアの臺頭を意味するものではない。かつては地域の結束力によってアジア諸國の多くが団結したが、國同士の競爭の激化によってアジアの力は削がれていった。中國がアジアのリーダーになる道はまだまだ長い。日本は敵意を持ち、韓國は警戒し、東南アジアも敵意とはいわないまでも不安を抱いている。インドは海上戦力の増強に勵み、マラッカ海峽以西での中國の活動に備えている。
中國にとっての「盟友」はパキスタン、北朝鮮だが、アジアのリーダーとなるには基礎が弱い。ロシアと親密な関係を築くことができたとしても、それは地域同盟というよりは西側の大國によるロシア封じ込めに対抗するための限定的戦術という方が適切であろう。歴史的にも、中ロにはずっと領土問題が存在してきた。
2015年、中國主導のアジアインフラ投資銀行が設立された。途上國の多くは歓迎したが、西側諸國主導の諸機関からは不満の聲が上がった。だが、アジア人の多くは中國に地域リーダーの役割を期待しているのではなく、「一帯一路」構想の背後にある戦略的野心がビジネスの論理を上回るのかどうかを見極めたがっている。
現(xiàn)在、中國がアジアのリーダーとなることを食い止めようとしているのは、日本、オーストラリア、韓國、ベトナム、そしてインド、インドネシア、フィリピンなどである。これらの國々は、中國は潛在的な拡張主義者であると認識している。
アジア諸國は表だって中國に対抗しようとはしないが、內心では中國の「野心」を懸念している。そのため、これらの國は南シナ海での「主権」等を含む、実情にそぐわない中國の「復興の夢」を阻止しようとするだろう。各國の歴史観は異なっており、中國が簡単に地域のリーダーになることはない。情勢はしばらくはこのまま推移するであろう。(翻訳?編集/岡本悠馬)
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