2015年7月17日、中國(guó)人観光客が日本を訪れて買うものと言えば、少し前までは「溫水洗浄便座」だった。だが、その多くが「メイド?イン?チャイナ」であるという事実が発覚すると、今度は、日本で「神薬」を買うというブームがひっそりと沸き起こった。人民網(wǎng)が各メディア報(bào)道を総合して伝えた。

【その他の寫真】

「日本に行くなら、常備薬を買わない手はない」「日本に行くなら絶対に『神薬』を買うべし」といった書き込みが、このところ、ネット上に満ち溢れている。なぜこのような現(xiàn)象が起こったのだろうか？日本に駐在する人民日?qǐng)?bào)記者、劉軍國(guó)（リウ?ジュングオ）氏は、次の通り指摘した。

7月1日、日本の薬の一部が中國(guó)のネットメディアで紹介され、「日本に行くなら常備薬を買って帰るべし」と呼びかけられた。ここで注意すべきは、日本の製薬メーカーが紹介したのはあくまでも「常備薬」であり、いわゆる「神薬」は、中國(guó)國(guó)內(nèi)の一部ウェブサイトによる大げさな物言いであることだ。中國(guó)人が日本で買う常備薬ベスト3は、小児薬（熱冷卻シート、咳止めシロップ、蟲よけクリームなど）、保健薬品（美白?ダイエット薬、體力増強(qiáng)剤、消化促進(jìn)薬など）、中國(guó)では未発売の新タイプの薬品（角質(zhì)軟化クリーム、液體ばんそうこうなど）。

では、溫水洗浄便座と日本の常備薬「神薬」以外に、中國(guó)人観光客が海外旅行で「爆買い」する製品には、一體どんなものがあるのか見てみよう。

▼ぜいたく品

各國(guó)現(xiàn)地の観光協(xié)會(huì)の統(tǒng)計(jì)データによると、1回の渡航につき中國(guó)人観光客が現(xiàn)地で消費(fèi)する金額は、米國(guó)旅行が約6000ドル（約74萬(wàn)円）、英國(guó)旅行が約1600ポンド（約30萬(wàn)円）、ドイツ旅行が2500ユーロ（約34萬(wàn)円）と、その他の國(guó)の3倍以上に相當(dāng)する。このお金で、彼らは何を買うのだろうか？ぜいたく品は、依然、中國(guó)人観光客が先進(jìn)國(guó)を旅行する際の一大目的だ。

英國(guó)で有名なアウトレット?ビスタービレッジにある國(guó)際的大型ブランドのアウトレット店を訪れる買い物客の半數(shù)以上は中國(guó)人だという。ロンドン郊外にあるこのアウトレットは、今や、名実ともに「中國(guó)ビレッジ」となった。

フランス番禺富善社（Association Amicale Franco-Chinoise de Pan-yu）の方顕秋（ファン?シエンチウ）社長(zhǎng)は、「フランスを訪れる中國(guó)人観光客の一部は、『土豪（田舎っぽい金持ち）』の雰囲気を醸し出している。これまでに多くの団體に付き添ってショッピングをしたが、ある団體では、1人平均5萬(wàn)ユーロ（約680萬(wàn)円）を使っていた。中には、10萬(wàn)ユーロ（約1360萬(wàn)円）以上を買い物に費(fèi)やす人もいた」と話した。

▼電気炊飯器

韓國(guó)仁川（インチョン）空港航空運(yùn)営委員會(huì)（AOC）は5月、空港の大型免稅店各社に文書を発送した。文書には、「中國(guó)人観光客が免稅店での買い物に夢(mèng)中になり、搭乗時(shí)間に遅れ、そのために出発時(shí)刻も遅れるケースが多発している。免稅店各店が、節(jié)度を持って中國(guó)人観光客に対する商品販売を行ってくれるよう望む」と書かれていた。

中國(guó)人観光客は、韓國(guó)の空港免稅店で、電気炊飯器やジューサーなどの大型免稅商品を買うことが多い。乗客1人が攜帯できる手荷物の個(gè)數(shù)、重さ、大きさの條件を上回った時(shí)、持ち込みはできなくなり、搭乗前に手荷物超過(guò)料金を支払い、貨物として預(yù)けなければならない。この手続きにある程度の時(shí)間がかかるため、フライトの出発遅延につながる。

関係者は、「空港免稅店は、少しでも売上を増やそうと、大量の免稅商品を中國(guó)人観光客に薦めている」と証言している。（提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?翻訳/KM?編集/武藤）